SYNERGY Vol. 3
MOTOROLA SOLUTIONS
CCW会場を魅了
お客様の声
日本空港無線サービス株式会社 NAR と アビコム・ジャパン株式会社

Mr. Yoshikazu Takahashi, CEO of Nippon Airport Radio Services (NAR), Mr. Takeshi Suzuki, Senior Center Engineer of NAR, Mr. Kazufumi Konishi, President & CEO of Avicom, and Mr. Hiroshi Watarai, Senior Manager of Avicom Japan attended this year’s CCW. NAR have installed Motorola Solutions’ TETRA as an airport radio system at Narita Airport, Central Japan International Airport, Kansai International Airport, and Naha Airport, while Avicom have installed our solutions at Haneda Airport. We asked them to share their thoughts on recent trends in critical communication and their impressions of the event.
ヘルシンキは居心地がよく、交通の便がいい
高橋氏: ヘルシンキはとても安全で清潔な街だと思います。みなさんとても親切に接してくれました。ヘルシンキ中央駅周辺の歴史的な街並みと緑豊かな環境が織り成す風景がとても魅力的でした。ヘルシンキ地方交通局 HSL のスマホアプリが、路面電車や地下鉄、バスの最適な乗り継ぎを教えてくれたので、ストレスなく移動することができました。
小西氏: ヘルシンキの街並みは本当に美しく、現代的な建築物から歴史的なものまで沢山楽しめます。地元の方はみなさん穏やかで、気さくな方ばかりでした。
CCW2023 は、有意義で濃厚なイベント
高橋氏: CCW2023 は、パンデミック直後にもかかわらず、多くの企業が出展しており、内容も盛りだくさんのすばらしいイベントでした。今後のビジネスの方向性を決める上で、とても勉強になりましたね。
鈴木氏: このイベントに参加するのは初めてでしたが、日本では得られないような情報を展示や講演を通して学ぶことができました。クリティカル・コミュニケーションの知識を深めることもできたと思います。
小西氏: イベント全体の熱気やエネルギーがとにかくすごかったですね!展示ブースや各種プログラムを通じて、世界のあらゆる分野の技術や製品を実際に見て学ぶことができました。新しい視点で考えさせられることも多く、とても刺激的な経験ができました。
渡会氏: 様々なテーマに分かれていて、自分の興味やニーズに合わせて内容を選択することができたので、新しい気づきも多かったですね。
当社の展示ブースの印象
高橋氏: TETRA と LTE が融合した端末には、とても驚かされましたね。
鈴木氏: 私は TETRA と MCX 間における双方向接続システムに強い印象を受けました。MCXの機能の一部が TETRA を基に構築されているんですね。
小西氏: TETRA を使ったサービスやアプリケーションが非常に印象的でした。今後も TETRA の開発や投資が続けば、安心して TETRA を利用することができますね。
最も驚かされたのは、オンプレミスのビデオセキュリティ&アクセス制御システムです。航空機内の画像処理システムは、ミッションクリティカルな場所や施設における重要な通信や監視に欠かせません。この技術が導入されれば、わずかな時間で人の識別や身元の特定が可能です。また、複数のカメラによる解析を行うことで、搭乗検査を受けてから搭乗するまでの人の動きを監視したり、定期便の運行業務に活用することもできます。これにより、緊急時の対応がより迅速かつ確実に行えるようになります。
モトローラ社経営陣や、元香港警察 CTO のジョリー・ウォン博士が必要なサポートを提供
高橋氏: 役員の皆さんは、こちらの要望に真摯に耳を傾けてくれました。今後も引き続き皆さんの協力をお願いしたい。また、ウォン先生の日本の電気通信に関する知識にも驚きました。将来、日本における重要な通信インフラの必要性を問う際には、より説得力のある資料のご提供をお願いしたいですね。
鈴木氏: ウォン先生の香港国際空港での導入事例は非常に興味深いものでした。また、公共ネットワーク(携帯電話)の大規模障害の可能性に対する認識や、日本でのIP無線の利用について、クリティカル・コミュニケーションについての異なる視点を見ることができました。
小西氏: この度は御社の役員の方々とお会いすることができ、大変光栄に存じます。新機軸に関するお話を伺うことができ、また、クリティカル・コミュニケーションをめぐる現在の課題についてアイデアや意見を交換することができました。
ミッションクリティカルな業務にネットワーク通信を導入する上で重要な課題
高橋氏: 空港業務の効率化には多くの可能性がありますが、業務プロセスにおいてこの技術をいかに有効活用できるか、導入事例を集め、費用対効果を慎重に検討しながらお客様と協力していく必要があると思います。
Suzuki :エンドユーザーのニーズは明確ですが、日本での導入は商用通信網で構築されたケースと比較されることになるので、専用網を利用するメリット(災害時の可用性など)やコスト面での理解が深まらない限り、商用化へのハードルはまだまだ高いと感じます。
その他の見どころ
高橋氏: Sepura の TETRA 端末アプリケーションの機能や、VHF TETRA、DAMM の UHF/VHF 基地局、Ericsson の地対空通信システム、NOKIA のドローンシステムが印象的でした。SAAB のポータブル LTE/5G 無線基地局や QUBICOM の電力計測ソリューションも興味深かったです。また、エアバス社のブースにあった、押されても倒れない四足歩行ロボットには好奇心を刺激されましたね。人間が立ち入ることのできない場所で活躍してもらいたい。
小西氏: エアバス社の地上空港業務は、空港での業務や意思決定を一元管理することによって、より安全で効率的な運用が実現できます。
渡会氏: DAMM の VHF TETRA は、日本では使用されていない帯域に対応した製品ですが、設備・運用コストの削減に効果的で、現行のカバーエリアの拡張も可能です。

CCWの見どころ